4年ぶりとなる6thアルバム「Tenderness」をリリースした「B.I.G.JOE」のINTERVIEW

  • 2019/10/10

dj hondaとのタッグによる「Unfinished Connection」から4年ぶりとなる6thアルバム「Tenderness」が9/18にリリースとなりますが、どのような作品になっていますか?

 

聴いてもらったら分かるけど、今回はすごく癒されると思うよ。ヒーリングパワーが半端無いんだ。TENDERNESSとは柔らかさや、敏感さ、優しさって意味なんだけど、今回は押しのパワーではなく、引きのパワーだったりする。
大人になったんだよ。

 

前作のリリースから4年が経ちますが、その中で変化したことなどはありますか?

 

あまり変わったことは無いけど、ヒップホップの女神に一目惚れしてから25年も経って、やっと振り向いてくれた感はあるね。最近は手応えが違って来てるよ。長く続けるとそう思える時がくるんだね。

 

MVでも話題となった「Today It’s Alright」ではKOJOEが参加していますが、彼をフックのみで起用された理由は?

 

KOJOEね、彼の声はセクシーだし、英語の発音が超ネイティヴだから音楽的に絶対成功すると思っていたよ。大人がヒップホップ聴かなくなっているなら、そんな人たちにこそ聴かせたいね。

 

先行シングル「Evergreen」は、疾走感溢れるフロウとAaron Choulaiのジャジーなトラックが絡む傑作となっていますね!

 

ジャズの要素はずっと欲しかったんで、Aaronにもそんな楽曲をお願いした。この曲は決まりがサビくらいしか無くて、あとは縦横無尽にフローしまくってる。歌ってると痛快な気分だね。でも他には真似出来ないと思う。

 

今作はCD、ダウンロードのみでストリーミングはされないということですが、昔に比べて音楽の聴き方が多様化されてきた昨今の状況についてどうお考えですか?

 

僕のファンはCDやレコードを買っていた世代だ。だからそんなファンを裏切らず、手に取った時にワクワクさせる為に音質、曲順、ジャケット、全てに拘ったよ。ストリーミングが音だけの1次元の世界だとしたら、CDやレコードは4次元の世界だ。
手に触った感触、匂い、音像、言葉が目に入って来る。だから作る意味があるんだ。でもそれをわかってCDやレコードをリリースしてるのと、ただ単にリリースしてるのではファンへの伝わり方が違うんだ。分かるかな?
音楽を舐めてはいけない。これは立派な魔法なんだ。

 

今後の活動についてお聞かせください。

 

兎に角このアルバムを多くの方に理解してもらう、そして聴いてもらう為にしばらくは活動して行くよ。ライブで新しい曲を演奏するのもすごく楽しみだしね。

 

最後に “NORTH NAVI” をご覧の皆様にメッセージをお願いします。

 

このアルバムを聴いて欲しい!聴けば次元の違いが分かるはず。Peace

 

 

B.I.G.JOE「Tenderness」

B.I.G.JOE Tenderness

2019.9.18 / TRICD-010 / ¥3,300(税込)

 

収録曲
01. Mic Checc (Intro) [Prod. KOJOE]
02. Keep It Real [Prod. MAHBIE]
03. Be Free [Prod. DJ SCRATCH NICE]
04. Follow Where My Heart Goes feat. SHAKA DIGITAL [Prod. DJ SCRATCH NICE]
05. The Future feat. EL SADIQ [Prod. GRADIS NICE]
06. Color Of Love [Prod. Aaron Choulai]
07. シンプルな答え [Prod. Fumitake Tamura(BUN)]
08. Evergreen [Prod. Aaron Choulai]
09. Today It’s Alright feat. KOJOE [Prod. grooveman Spot]
10. Tenderness (Interlude) [Prod. Green Assassin Dollar]
11. Very Nice ID [Prod. Green Assassin Dollar]
12. ノックノック feat. Kaori Norisue [Prod. Aaron Choulai]
13. Californication feat. 鎮座DOPENESS [Prod. march]
14. サイケデリック・ランナウェイ feat. HI-DEF [Prod. B.I.G.JOE & $mozart]
15. Heaven [Prod. Fumitake Tamura(BUN)]
16. Under The Moonlight [Prod. KM]
17. Mature Love [Prod. EVISBEATS]
18. Before It Became Words (Outro) [Prod. Fumitake Tamura(BUN)]

 

 

 

 

B.I.G.JOE Profile.

北海道・札幌出身のMC/PRODUCER。当時DJだった兄の影響でREGGAEや、90年代初期のHIP HOPカルチャーに強い影響を受け、自らターンテーブルとレコードを買い始める。幼少の頃から、絵や歌詞を書くのが得意だった為、自らもマイクを握り、自己表現をするようになった。当時、まだ未開拓だった北海道のHIP HOPシーンであったが、率先して作品をリリースすることで、大きな話題と新風を巻き起すことになる。真剣にHIP HOP文化へのめり込んでいく中、単身渡米生活や、巡り会う仲間とのセッションを繰り返し、’02年に自主制作でリリースされた自身が率いるクルー:MIC JACK PRODUCTION(以下MJP)の1stアルバム『SPIRITUAL BULLET』を発表。アンダーグラウンドシーンにその名を轟かすも、翌年オーストラリアで獄中生活を余儀なくされる。’05年に突如リリースされた1stソロアルバム『THE LOST DOPE』は刑務所からの電話越しから録音した表題曲や、独房でギターと声のみで吹き込まれたテープから起こされた『MIDNIGHT EXPRESS』などを収録し、”最もリアリティーのある表現”として高く評価を得て、シーンに衝撃を与えた。翌年(2006)には再びMJPの2ndアルバム『UNIVERSAL TRUTH』に獄中からフル参加を果たし、’07年には流刑の地で出会ったブロンクス出身のラッパー:EL SADIQとのEP『2 WAY STREET』を発表。翌’08年、奇跡的に使用許可を得た刑務所内に設置された録音スタジオで、1年半の歳月をかけて制作された2ndソロアルバム『COME CLEAN』を発表。ドキュメンタリータッチのコンセプトとともに、各界から大絶賛を受け、現在でも不変の輝きを放ち、多くのリスナーを獲得し続けている。 そして’09年、帰国直後に制作された、オフィシャルミックステープ『NO ORDINARY JOE』や、翌年(2010)、既に多くのヘッズが待ち望んでいた生身の3rdソロアルバム『RIZE AGAIN』を引っさげ、全国33ヶ所を回るツアー『WORLD IS OURS TOUR』を敢行するなど、より洗練されたラップ・パフォーマンスをシーンに提示する。 表情豊かな英語と日本語を巧みに使いこなし、特に『WAR IS OVER』や、盟友Olive OilとILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)のトリオで沖縄基地問題に言及した『MISSION POSSIBLE』などは、MVを含め、言語の壁を超えてリスナーの心を掴み動かし、B.I.G.JOEの名を一気に全国区へと押し上げた。 翌年(2011)、震災後に発表されたMJPの3rdアルバム『M.I.C』では、長年付き添ったクルーの結束力を証明し、同年に出版された自身のオーストラリア刑務所の経験を綴った著書『監獄ラッパー』では音楽を超えて、さらに多くの人々の心に新たな感情を焼き付ける事となる。 ’12年にはdj honda、DJ KENSAW、DJ BAKU、K-BOMB、PUNPEEなどとの楽曲共演、またYOYO-C、KeycoやSHADOW SHOGUN等、ジャンルを超えたアーティストとの融合を果たすなど、HIP HOP界だけに留まらないオルタナティヴな活動はB.I.G.JOEというカリスマ性をより一層進化(深化)させている。 2013年、人類の真価が問われる時代へ突入した年、3年ぶりとなるソロ4thアルバム『HEARTBEAT』を2013枚限定でリリース。 2015年、dj hondaと奇跡のタッグアルバム(5thアルバム)『Unfinished Connection』をリリースし、全国25ヶ所のツアーを成功させた。現在は旭川に拠点を移し、自身のクラブ『Club Brooklyn』を経営しながら、全国の気鋭サウンドクリエイター達とともに、令和元年9月待望のニューアルバムを世に放つ。さらに人間的に深みと味わいを増したB.I.G.JOEの世界観、ヴァリエーション豊かで自由奔放なフロウ、時に哀愁すら感じさせるその人生描写は、愛とグルーヴに溢れ、現代の様々な人々の”生きるヒント”となり、大いなる勇気と希望を与え続けている。

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